中医学の経典著作を読もうというのが,会の主目的ですから,それは勿論やります。結局,より親しみが有るという感じで,『霊枢』のほうに偏りますし,ちょっと先へすすむと,またぞろ九針十二原が気にかかるというわけで,また読み返しています。何度目だろう。今回は,ホントにシツコク,一字一句に拘ってます。
来ている人の中に,臨床は井上流というのが多いので,井上雅文先生の臨床のヒントになった書物は,ということで,『三因方』のあらましを覗いてます。「須師乃行」はむこうの正統な会にまかせて,こちらは周辺を彷徨いたいというわけ。
古典の文献の扱いにも慣れたいということで,『中医古籍校読法例析』という本を読み始めています。簡単にいえば,校(校勘)して読(訓詁)ということ。これの著者も,かなり気取った文語調で書くひとで,中国でも若いひとにはつらいのかも知れないけれど,逆に日本の中高年にも何とかなりそうな……。
でも,本来は中国の本を原書で読もうとしているのだから,中国語も全く分からないというわけにはいかないだろう,というわけで,現代中国語の練習もしようかなどと,というわけで,どんどん盛りだくさんになってしまって,時間が不足気味。かといって,切り詰めると余り気味。まあ,ナアナアで,ワイワイやっている会ですから。
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