1.『針灸甲乙経』
(1) 範囲:
五藏六府官第四(01-06a08)
~五藏大小六府應候の「……,反復言語也」(01-09b01 )
(2) 話題:
・01-06b01 「素問曰心在竅爲耳……」は後人の文である可能性もあるのではないか。
・01-09b01 「不可爲人卒」卒→丕,「反復言語也」復→覆
2.その他の話題
・「霊枢のツボのセット」詳しくは次号『季刊内経』参照。
・『霊枢』本輸第二「刺上關者、呿不能欠。刺下關者、欠不能呿」の「呿」「欠」について。
「刺犢鼻者、屈不能伸。刺兩關者、伸不能屈」の「兩關」について。
・楊上善の氏名は「楊上」という説。(「善」は字)
1 件のコメント:
犢鼻は実は膝の左右の両犢鼻だろうとか,だから両関で,つまり陽関と膝関だろうとか,上関と下関には『甲乙経』に取穴の際の口の形が指示されている以上は,犢鼻と両関についても同様なんだろうとかは,文句の解釈で何とかなる。
しかし,本当は,指しそこなったら膝がまがらなくなっちゃてさア,焦ったよ,というような報告だったら,本当はそっちのほうが説得力は有るはず。残念ながらそういうような失敗談の臨床報告は見たことがない。
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