2014年10月19日日曜日

10月の読書会 報告(実施記録)

『針灸甲乙経』

範囲と話題:

① 五臟大小六腑應候第五(後半部分,「願聞六腑之應」~)
 「脾應肉,肉{月囷}堅大者胃厚,肉{月囷}麼者胃薄,肉{月囷}小而麼者胃不堅,肉{月囷}不稱其身者胃下,胃下者下脘約不利,(《太素》作下脘未約。)肉{月囷}不堅者胃緩,肉{月囷}無小裹累標緊,(一本作無小裹累)者胃急,肉{月囷}多小裹累(一本亦作累字)者胃結。胃結者上脘約不利。」 の内容が整然とした対になっていない。

② 十二原第六

③ 十二經水第七
 「対曰:足陽明五臟六腑之海也,其脈大而血多氣盛熱壯。」の「足陽明」は文章の流れからすると,「足之陰陽」ではないか? 下文の「手之陰陽,……」が応じる。

 次回は「四海第八」から

4 件のコメント:

乗黄 さんのコメント...

休んでる身分で、話の流れもわかりませんので申し訳ないのですが、五臓六腑の海と言えば、胃の気、胃の気、胃の気と言えば、アントニオ・・・し、失礼。胃の気と言えば、衝脈なんですよね。私は。
ちなみに、下文の「手之陰陽,……」が応じる・・・って事は「横に置いて」のお話であります。

神麹斎 さんのコメント...

足之陰陽,五藏六府之海也,其脈大而血多,氣盛熱壯,刺此者不深弗散,不留不寫。
足陽明,多血氣,刺深六分,留十呼。
足太陽,多血氣,刺深五分,留七呼。
足少陽,少血氣,刺深四分,留五呼。(太陽と少陽を入れ替え)
足太陰,多血少氣,刺深三分,留四呼。
足少陰,少血多氣,刺深二分,留三呼。
足厥陰,多血少氣,刺深一分,留二呼。
手之陰陽,其受氣之道近,其氣之來也疾,其刺深皆無過二分,留皆無過一呼。

足の陽明から厥陰まで,しだいに刺す深さも留める呼数も減ってきて,では「手の陰陽」ではとなって,「深くても二分,留めても一呼」と言うのであるからには,最初に「足の陰陽」は,「脈も大きくて血も多いのだから,深めに刺さなければ散じないし,長めに留めなければ写せない」と言っているはずだ,というお話しです。

乗黄 さんのコメント...

ありがとうございます。
素問の「太陰陽明論」との関連はありますか。

乗黄 さんのコメント...

いつも言葉足らずで申し訳ありません。
実は・・・

ただし、、この先は会員専用ブログで書込みます。

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